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選考設計の科学

「どの手法が将来のパフォーマンスを予測できるか」——85年分の研究と2022年の歴史的修正(Sackett et al.)が示す選考の真実。行動面接・状況面接・コンピテンシーモデル・評価センター法・適性検査・バイアス対策・法規制まで、採用選考を「測定問題」として再設計するエンジニア視点の全7章。

#選考#構造化面接#コンピテンシー#アセスメント#妥当性#バイアス#採用科学

目次

  1. 第1章
    第1章: 「GMA最強」神話の終焉 — Sackett 2022と選考設計の再定義Schmidt & Hunter 1998が確立した「認知能力(GMA)が最強の予測因」という定説をSackett et al. (2022)が修正した経緯と、修正後の妥当性マップ(構造化面接が首位に)。Range restriction補正の問題、コンポジット選考の優位性、測定問題として捉える選考精度。
  2. 第2章
    第2章: 行動面接 vs 状況面接 — 2つの構造化面接の設計と使い分けLatham (1980)の状況面接とJanz (1982)の行動描写面接の起源と理論的背景。STARメソッドの詳細実装、新卒vs経験者採用・職務複雑度モデレーターによる使い分け。CBBIの補完的効果とエンジニア採用への応用例。
  3. 第3章
    第3章: コンピテンシーとは何か — 氷山の下を可視化するMcClelland (1973)「コンピテンシー革命」の起点から氷山モデル(Spencer & Spencer 1993)まで。入閾vs識別コンピテンシー、BEI(行動事例インタビュー)によるコンピテンシーモデル構築手順。Google・Amazon・Microsoftの評価軸とエンジニア採用向けモデル例。
  4. 第4章
    第4章: 構造化面接の実装 — 質問バンク・ルーブリック・面接官トレーニングジョブ分析→質問バンク設計→BARS(行動アンカー評定尺度)の作り方。FORトレーニング(IRR 0.46→0.71)の4ステップ。Amazon Bar Raisr設計思想と日本企業の導入障壁・実践工夫。
  5. 第5章
    第5章: 評価センター法 — ORCE原則と日本企業での活用AT&T MPS (1956年)から現代まで。ORCE原則(観察・記録・分類・評価)の実践。インバスケット・GD・ロールプレイの設計。妥当性 r=.29のコストROI検討。日本の管理職昇格選抜での活用実態。
  6. 第6章
    第6章: 適性検査・ワークサンプル — SPI3から海外ツールまで認知能力テスト(SPI3・玉手箱・GAB)の特徴と妥当性。ワークサンプル r=.33の価値。コーディング課題の設計指針(AI使用可時代)。SJT・リファレンスチェック・日本vs海外適性検査比較。
  7. 第7章
    第7章: バイアス・ノイズ・法規制 — 公正で科学的な選考の実現Kahneman「Noise」:バイアス+ノイズが採用を歪める。デシジョンハイジーン実践。日本の公正採用選考(厚労省14禁止事項)とEEOC 4/5ths rule。AI採用ツールのバイアスリスク。Selection Utility Analysis:日本版ROI試算。